【ASARI column#150】ビットコインは富裕層専用通貨になるのではないだろうか【BTC】
- t-saeki
- 9月30日
- 読了時間: 2分

日本円に限らず、米ドルなど全ての法定通貨にある問題、インフレ。
日々新しい通貨が発行され、流通量が増え通貨の価値(希少性)が下がっています。
ではこれらの通貨はインフレを起こしているのか。通貨の発行を止めれば希少性が上がり価値が上がっていくのではないか。
そうすればタンス預金のお金も価値が下がる心配もないのに。
答えは簡単です、あとから生まれて来る人達が不利だからです。
今を生きている人達は今持っているお金が価値が上がっていく先行者利益で良いかもしれませんが、後から生まれて来る人達はその先行者利益が無い状態から始めなければなりません。
つまり、のちの世代になればなるほど不利になっていくのです。
国家としては、国を支える将来の若者が代々不利になっていくのは許されない事なので、日々通貨の希少性を下げて価値をある程度安定させておく必要があるのです。
では、ビットコインはどうか。
ビットコインは発行枚数が2100万枚と決まっています。買う人がいればどんどん希少性が上がり価値が上がっていきます。
つまり、早めに買っておけば得をする先行者利益が強いです。
そのため、全ての人向けの通貨と不適格でしょう。
では、ビットコインが通貨として使われるのならばどのような使い方になるか。
私は富裕層向けの通貨として使われるのではないかと考えています。
全世界のビットコイン長者を中心とした世界の富裕層同士の取引や商品購入などの決済に使われるのではないでしょうか。
ビットコインはそれ自体が希少性という価値を持っているため本当欲しい物としか交換しない人が多いでしょう。
そうなると必然的にビットコインで購入する物は富裕層向けの価値のある高級品になるのではないでしょうか?
今後ビットコインが発展すれば個人的には、将来的に低所得者層はそれぞれの国の通貨、高所得者層はビットコインと言うように棲み分けがされていくのではないでしょうか?
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