最近、NFTの値上がりが激しいらしいですね。
ただの落書き文字も買われている状況みたいです。所謂バブルですね。
私もNFT購入のためのアカウントは持ってるし絵も描いたりするのですが、絵のNFTを購入しようとも思わないし販売しようとも思えないのですよね。
理由はデジタルの物だからです。
NFTとして販売されている物はそこに1だけだったとしても、デジタル画像である限り、必ず「元の画像」という物があるはずなんですよね。
世界に1つと言っても元の画像がある限り複製はNFTではなくともいくらでもやろうと思えばいくらでも複製を作れちゃう訳なんですよ。
そういう信用面で問題がある(しかもどんな人が作ったにかほとんどの物が分からない)物に何万円も出すのはさすがにという気がします。
そんなデジタル画像に大金出すくらいならまだ実際の絵を買って部屋に飾ったほうが有意義でしょう。
私はデザインした物はSUZURIなどでグッズなどにして販売しています。
現在の状況で、上手くやったらどちらが儲かるかという話はともかく、そちらの方が自分のデザインを買ってもらった方にとって日常で有効活用してもらう事ができると考えているからです。
じゃあ、この異常ともいえる状況が崩壊するのはいつか?という話になって来るのですが、私なりに考えてみて崩壊の要因は何個か挙げられるのですが、その中でも
「イーサリアムのアップデートによるガス代問題の解決」
によってこのバブルが大きく崩壊するのではないかと考えています。
現在、NFTを出している方の全てが購入したNFTの転売による利益でしょう。
しかし今のNFT販売にためのETHのガス代という物は今滅茶苦茶高いです。
私もこの前久しぶりにETHのガス代のかかる取引をしたらそのガス代の高さに諦めました。
当然、NFTの売買でもこのガス代という物は相当な負担になっているはずです。利益を出すためには「そのNFTの購入価格+高額なガス代」以上の価格で売らなければなりません。
当然、ガス代が高ければその分転売時の価格も高騰しますし、1つ1つの取引で必死になります。
誰もが、「なんでもいいからとにかく利益を上げよう」となっています。
どんな物事でもそうですが必死になっていたら、それ以外の物事という物は見えにくくなってしまいます。
今落書きでも売れてしまっている状況というのはその『利益を上げるための必死さ』でその絵の元々の価値が見えなくなっている状況ではないのかなと思うのです。
しかし、このガス問題が解決したならば取引のハードルは一気に低くなります。
そうなって来ると、「今じゃなくてもいいか」となりやすくもなるでしょう。つまり必死ではなくなるのです。
そうなれば当然取引量は減ります。取引に使っていた時間で絵をちゃんと見る余裕も生まれます(この場合見るのは例えばデザインや描いた人、自分が持つ意味など)。ちゃんと見る余裕があればよほど価値のある物でなければ飛びつかれにくくなるでしょう。
それプラス、今後持っている事によって利益のあるNFTが登場でもしたら絵のNFTという物はほとんど生き残れないのではと思っています。
例えば特定のお店で割引が受けられるNFTだとか、特定のラウンジに入る事の出来るNFTなど『特別感』を与えてくれるNFTです。
私個人としては不動産系のNFTの今後の登場にひっそりと期待しています。
少額から買えて、保有していれば家賃収入が入って来るNFTです。今は関連プロジェクトのトークンをコツコツ集めています。
ですので私個人は今NFTに慌てて買うよりももっと保有してかちのあるNFTが出て来るまで待っても損ではないのかなと思っています。
というかそちらの方がリスクは少ないかなと思いますし、持ってて楽しいかなと。
~余談~
最近描いた絵
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